相談例:冠水

noumurasekkei20200407

東京都杉並区松庵
木造2F 建て 住宅

相談趣旨
敷地が坂道の途中にあるため、大雨のときには水が道路から流れ込み、敷地内が水浸しになる。
建て替えの際、業者には雨水対策を強く要望したにもかかわらず、何の考慮もされなかったため、
現在も雨が床下にまで浸水し、いつもジメジメしている。


調査内容
道路からの浸水に関しては、杉並区とも相談した結果、道路境界に止水壁を設けることができた。
これで普段の雨は侵入しなくなったが、大雨の時にはやはり敷地全体が冠水する。


結果
庭や建物周囲に集水管を埋設し、水を桝に集めてポンプで排水するのが有効であるが、工事費のほか
メインテナンス費用がかかる。
さらに抜本的解決策としては、家全体をリフトアップして、その下に基礎を高く造り、敷地全体に盛土を
することである。
ただしこれは建物が北側斜線に当たるなど、屋根の形状を変える必要が生じる場合もある。