随想:薄型ペットボトル

9月に入っても残暑は厳しく、熱中症対策に スポーツドリンクなどが手放せない。
多くの人が、ポケットでは かさばるため、バッグ類に入れて持ち歩いているが、ペットボトルの形は円筒型のため、小さなバッグの中で ゴロンとかさばって、まことに納まりが悪い。

どうして薄型のペットボトルが無いのだろうか。
昔、遠足に持たされた水筒は たいがい扁平型だったし、ポケットウィスキーといえば 今でも平べったい形で、使用目的に沿った、まさに「用の美」と言える。

PETという材質上の制約かもしれないが、肉厚を増やせば作れそうなものである。
今の水筒がすべて円筒形になってしまったのは、真空断熱の必要性からだろう。
使い捨てのペットボトルには その必要がないのだから、もっと自由な形の携帯用ペットボトルの開発が望まれる。